輝く白い歯と魅力的な笑顔のための
PMTC・ホワイトニング

PMTC / Whitening

PMTCとは PMTC

PMTCとは

PMTCとは「Professional Mechanical Tooth Cleaning」の略で、知覚過敏や根面齲蝕の予防の観点からフッ化物入り研磨剤ペーストを使用して、ホームケアとして普段、ご自宅で行う歯磨きでは落とせない歯石や着色の除去や磨き残した細菌の塊である歯垢(デンタルプラーク)の除去を、歯科医師や歯科衛生士という資格を持つ医療従事者が専用機器を用いて、すべての歯面の清掃と研磨を徹底的に行い、齲蝕や歯周病になりにくい環境を整えるというものです。

洗口剤やフッ素入り歯磨き粉を使用して、歯間ブラシやデンタルフロスなども活用しながら行う歯磨きがホームケアであるのに対して、ホームケアでは除去が難しい歯の隣接面、歯頚部、最後臼歯部後方部や矯正装置の装着部位、歯並びの悪い部位や歯周ポケット内部に付着した歯垢(デンタルプラーク)の他、歯垢(デンタルプラーク)が膜のようになったバイオフィルムや歯垢(デンタルプラーク)が石灰化した歯石の除去を行うというのがプロフェッショナルケアになります。
なお、歯と歯周組織の健康維持のためには、ホームケアとプロフェッショナルケアの両立が必要だと考えます。

PMTCの基本的な流れ  所要時間 約60分

  • STEP01

    歯や歯肉の状態の確認
    歯垢(デンタルプラーク)染色剤(染め出し剤)を用いて歯科医師や衛生士による歯面の歯垢(デンタルプラーク)の付着部位や付着量の確認、歯石の沈着部位や付着量、さらに歯周組織の状態などの確認を行います。

  • STEP02

    歯石の除去
    歯肉縁や歯周ポケット内に歯石が付着している場合、手用スケーラーや歯科用診療台に接続し、機械で作動するエアスケーラー、超音波スケーラーなど歯石除去用の専用器具にて除石を行います。

  • STEP03

    歯面清掃と研磨
    歯科用ユニットに取り付けた様々な硬さのブラシ、ラバーチップ、ラバーカップなどの回転式の専用器具にフッ化物入り研磨剤ペーストを用いて、歯垢(デンタルプラーク)の除去が難しい歯の隣接面、歯頚部、最後臼歯部後方部、矯正装置装着部位、歯並びの悪い所の他、3㎜程度の歯周ポケット内の歯根面の清掃ならびにバイオフィルム、着色汚れの除去を行います。
    歯が持つ本来の色調を回復させ、歯面を滑沢に仕上げることで舌触りが滑らかになる上、歯石付着や色素沈着への予防効果が向上すると考えます。

  • STEP04

    歯面および歯周ポケット洗浄
    研磨を行った後、歯面に付着した研磨剤を水洗し消毒薬を含んだ洗浄液で、歯面や歯周ポケット内を洗い流します。

  • STEP05

    歯垢(プラーク)染色剤(染め出し剤)による効果確認
    再度、歯垢(プラーク)染色剤(染め出し剤)を用いてすべての歯面がプラークフリーになっているのかどうかを再評価します。

  • STEP06

    歯面にフッ化物塗布
    フッ素の効果が得られる様、バイオフィルムを除去した歯面に歯科医師や衛生士がモノフルオロリン酸ナトリウムをリン酸酸性にして歯の表面と深部の耐酸性を向上させたリン酸酸性フッ化ナトリウム(APF)やフッ化ナトリウム(NaF)が主に配合されているフッ化物溶液やジェルを塗布しますが、歯質強化のために行う重要なステップとなります。
    フッ素(元素記号「F」)単体は猛毒ですのでフッ素の化合物であるフッ化物を使用する訳ですが、フッ素には、初期齲蝕の歯の再石灰化作用や虫歯菌が産生する酸の生成抑制効果、さらに歯の表面のエナメル質の成分と結合してフルオルアパタイトという歯質強化作用があります。

  • STEP07

    刷掃指導と今後の計画
    歯と歯周組織の健康維持のためにホームケアとプロフェッショナルケアの両立が重要になりますので、定期的なプロフェッショナルケアを継続しても、ご自宅でのホームケアが不十分では、齲蝕や歯周病のリスクは低下しません。
    適切なホームケアが続けられる様な刷掃指導に加えて、おやつの取り方や甘味制限を考慮したバランスの取れた食事のコントロールなどにつきましてのアドバイスや今後の計画をお話しし、口腔内の健康を維持できる様、サポートさせて頂きます。

PMTCの最初のステップであります歯や歯肉の状態の確認の段階で歯科治療が必要であると判断した場合、その詳細につきましてのご説明もさせて頂きます。
また、歯と歯周組織の健康を維持するためにはホームケアとともにプロフェッショナルケアによるPMTCを定期的に行うことが重要ですので、PMTCの継続をご希望される方は当院までご相談下さい。

PMTCによる効果

歯垢(デンタルプラーク)の除去が難しい歯の隣接面、歯頚部、最後臼歯部後方部や矯正装置の装着部位、歯並びの悪い部位、歯周ポケット内部に付着した歯垢(デンタルプラーク)の他、歯垢(デンタルプラーク)が膜のようになったバイオフィルムの除去、歯垢(デンタルプラーク)が石灰化した歯石の除去により齲蝕や歯肉炎、歯周病の予防できる

歯面を滑沢に研磨する事で舌触りが滑らかになる上、歯面への歯石の付着や色素沈着の予防効果が期待できる

フッ化物を塗布することでフッ素効果が期待できる

・初期齲蝕の歯の再石灰化作用
・虫歯菌が産生する酸の生成抑制効果
・歯の表面のエナメル質の成分と結合してフルオルアパタイトが形成されることによる歯質強化作用

齲蝕や歯周病は気が付かないうちに進行している場合があります。そのため、定期健診の機会にPMTCを行い、徹底的に歯垢(デンタルプラーク)や歯石の除去することで齲蝕や歯周病になりにくい環境を整える事は非常に重要だと考えます。
また、喫煙をされる方やコーヒーやお茶など色の濃い飲料水を嗜好品として飲まれる方は、歯が着色しやすいので、定期的なPMTCは効果的であると考えます。

ホワイトニングとは Whitening

ホワイトニングとは

美しく済んだ目元と白い歯と美しい歯並びを意味する明眸皓歯(めいぼうこうし)という言葉がありますが、顔は人格の代表として表現されていますが、特に目元と口元はその人の魅力の対象と捉えられています。
テレビに出演している芸能人、モデルの方々の中には歯がとても白い人がいますが、人前に出る仕事をされている方の中には、歯の色や歯並びを気にされている方が多いと思います。
歯並びや歯の色は相手の第一印象を左右する大きな要素と考えられるからです。特に芸能人やモデルの方々には限らず、一般の方々でも対面で接客を仕事とされている方、プレゼンテーションの様に多くの人前でスピーチをする方、「結婚式」や「成人式」など特別な日を迎える方も、歯を白くするホワイトニングにご興味のある方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか。ホワイトニングには、歯科クリニックにて歯科医師が行なうオフィスホワイトニングと自宅にて患者様ご自身で行って頂くホームホワイトニングの他、両者を組み合わせたトータルホワイトニング(デュアルホワイトニング)があります。当院では、患者様がご希望するホワイトニングのご提供させて頂いております。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニング

歯科クリニック(正式にはデンタルオフィス)にて歯科医師や歯科衛生士という資格を持つ医療従事者が行うホワイトニングで、1回の処置でホワイトニング効果が得られますので、オフィスホワイトニングは短時間完結型のホワイトニングと言えます。
なお、オフィスホワイトニング材で一般的に使用されるのは、消毒薬として一般的に市販されていますオキシドールの約12倍の高濃度に相当する35%過酸化水素を用いるため、皮膚や粘膜に付着すると白化現象(腐食性変化)として焼けるような痛みが生じますので、安全性を考慮して軟組織と粘膜の厳密な保護と隔離を行った上で、全ての天然歯に処置するのではなく、上下の前歯から小臼歯までの天然歯の表側(唇側・頬側)だけを対象としています。
オフィスホワイトニングを行う事で、稀に知覚過敏、歯肉の灼熱感、粘膜の潰瘍、歯の痛みが一時的に生じる事がありますが、通常、数日間で治まり、既に知覚過敏の傾向ある患者様の場合、症状が悪化する事があります。ホワイトニングを行う前に、歯や歯肉にお痛みがある場合には齲蝕や歯周病が原因という可能性もございますので、問診や視診、エア診など検査をさせて頂いた上で、場合によってはホワイトニングを延期または中止させて頂く場合があります。

オフィスホワイトニングのメリット

歯科医師の管理下で処置を行うため、安全性に配慮しながら進めることができる

1度の通院である程度の白さが得られるという即効性がある

オフィスホワイトニングのデメリット

高濃度の35%過酸化水素を主成分とするホワイトニング材を使用するため、安全性を重視して、処置は上下の前歯から小臼歯までの天然歯の表側(唇側・頬側)だけを対象としているため、大臼歯などホワイトニングできない歯との色調の違いが目立つ可能性がある

高濃度の35%過酸化水素は、皮膚や粘膜に付着すると白化現象(腐食性変化)として焼けるような痛みが生じますので、軟組織への厳重な保護と隔離を目的としたプロテクターを数種類、使用しなければならない。そのため、処置するまでの準備に時間がかかる

即効性があるという特性上、色調変化が強過ぎてチョーキーホワイト(ホワイトスポット)になる傾向があります。

元の歯の色調(ベースライン)の色調に後戻りする速度がホームホワイトニングより早いため、メンテナンスやタッチアップを前提として開始する必要がある

ホームホワイトニング

ホームホワイトニング

歯科医院にて印象採得を行い患者様の歯列に合ったオーダーメイドのホームホワイトニング専用のカスタムトレーを製作。
基本的に1日1回、毎日最長2時間まで2週間を限度として、ご自宅にて患者様ご自身で、製作したカスタムトレーにホワイトニング材の填入とホワイトニングを行って頂くというものです。
10%過酸化尿素を主成分とするホワイトニング材は、オフィスホワイトニング材より濃度が低いため、歯肉への刺激も少なく、前歯から大臼歯まで、すべての天然歯のすべての歯面を対象として処置でき、透明感のある自然な白さが得られる上、ホワイトニング効果が持続するため、ホームホワイトニングは完成度重視型のホワイトニングと言えます。
定期的な通院は必要ですが、お仕事上の都合などで治療時間がとれないという方に向いています。

ホームホワイトニングのメリット

患者様のより高い満足度が得られる
安全性の高い低濃度の10%過酸化尿素を主成分とするホワイトニング材を使用するため、口腔内のすべての天然歯の対象として、唇側・舌側・頬側・口蓋側を問わず、すべての歯面に処置することができるので、患者様の満足度がより高くなる。

透明感の高い自然な色調が得られる
ホームホワイトニングで得られる白さは透明感が高く、より自然な色調に近い。

ホームホワイトニングのデメリット

患者様の協力度が大きく影響するため、確実なホワイトニング効果が保証できない
患者様自身で行わなくてはならないため、ホワイトニング材を填入したカスタムトレーの装着に比例してホワイトニング効果は得られるものの、患者様自身の性格や協力度などに委ねられるため、使用して頂けなければ、ホワイトニング効果は得られない。

トータルホワイトニング(デュアルホワイトニング)

トータルホワイトニング(デュアルホワイトニング)は、短時間完結型のオフィスホワイトニングと完成度重視型のホームホワイトニングを併用する事で、両者のホワイトニング効果の長所を組み合わせというものです。
まずは、1度である程度のホワイトニング効果が期待できるが、上下の前歯から小臼歯までの天然歯の表側(唇側・頬側)だけを対象としているオフィスホワイトニングを初回で行った後、前歯から大臼歯まですべての天然歯のすべての歯面を対象として処置でき、透明感のある自然な白さが得られるホームホワイトニングを後日改めて行うという方法です。

トータルホワイトニング(デュアルホワイトニング)のメリット

短期間で完成度の高いホワイトニング効果が得られる上、長時間白さが持続でき後戻りしにくい
1度である程度のホワイトニング効果が期待できるが、上下の前歯から小臼歯までの天然歯の表側(唇側・頬側)だけを対象としているオフィスホワイトニングの欠点をホームホワイトニングが補完できるため全体的に色ムラのない自然な白さが得られる上、歯の内部の黄ばみも効率的に分解できるので、長時間白さが持続でき、後戻りしにくい。

トータルホワイトニング(デュアルホワイトニング)のデメリット

処置料が高額である
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用するため、処置料は両者のほぼ合計額となるため、患者様の経済的なご負担は約2倍となります。

●矯正治療に伴う一般的なリスク・副作用

  • ・公的健康保険適用外の自費(自由)診療となります。
  • ・矯正装置装着後は違和感、不快感、痛みなどが生じることがありますが、数日から1、2週間で慣れるのが、一般的だと考えます。
  • ・歯の動き方には、個人差があるため、予定していた動的治療期間が長くなることがあります。
  • ・不規則な通院、矯正装置の脱離や破損の頻発、矯正装置や保定装置などの使用協力の欠如、動的治療中のエラスティック リング(顎間ゴム)の使用協力の欠如、虫歯や歯肉炎、歯周病の要因である不適切な歯磨きやかかりつけ歯科医での定期検査の欠落による動的治療の中断など、患者様の協力が得られない場合、動的治療期間の延期、歯並びや咬み合わせの後戻りの原因となります。
  • ・固定式の矯正装置を装着している場合、歯磨きがしにくく、虫歯や歯肉炎、歯周病になるリスクが高くなるので、日常的に適切な歯磨きを行う他、かかりつけ歯科医での定期検査が必要となります。
    歯が動くことで、治療前の検査では確認できなかった小さな虫歯が見つかったり、親知らずや根尖病巣(歯根の先端の病変)があると炎症を起こし、歯肉が腫脹したり、痛みが出たりすることがあります。
  • ・歯が動くことで、歯茎がやせてブラックトライアングルなど審美的な弊害が生じることがあります。
  • ・歯が動くことで、歯根の形が丸くなったり、短かくなったり歯根吸収を起こすことがあります。
  • ・外傷などの原因で歯根周囲を取り巻く歯根膜が変性してしまいますと歯を植えている歯槽骨と癒着してしまうアンキロージスを起こしてしまい、歯が動かないことがあります。
  • ・歯を動かすことで歯髄内の血管や神経の損傷により壊死することで歯が黒く変色してしまうことがあります。
  • ・金属アレルギーやラテックスアレルギーのある患者様は、動的治療中や保定中にアレルギー症状が出ることがあります。
  • ・矯正力による機械的外力や精神的なストレスなどにより、動的治療中に顎関節や咀嚼筋が痛い、口が開きにくい、顎関節部から音がするなど顎関節症状が生じたり、ごくまれに顎関節の関節頭が吸収したり、吸収が進行することがあります。
  • ・歯の形態を整えたり、歯幅の左右対称性を図るため、また咬み合わせを緊密にするために、詰め物(修復物)をしたり、許容範囲内で歯のエナメル質を削ることがあります。
  • ・動的治療の経過によっては、非抜歯による治療から抜歯による治療に変更したり、付加装置などを追加・変更するなど当初予定していた治療計画を変更することがあります。
  • ・動的治療中に矯正装置の一部、器具を誤飲することがあります。
  • ・固定式の矯正装置を撤去するにあたり、エナメル質が剝がれたり、表面に微小な亀裂が生じたり、詰め物(修復物)や被せ物(補綴物)の一部が破損することがあります。
  • ・永久歯が先天性欠如している場合、歯数を合わせるため抜歯による治療を行ったり、将来的にインプラントを埋入したり、義歯やブリッジなどの被せ物(補綴物)を装着する前提で隙間を作り、審美的・機能的回復を図ることがあります。
    また動的治療開始前に歯幅の調和がとれてない被せ物(補綴物)を仮歯に置き換えたり、ブリッジ(補綴物)のダミー部を撤去した状態で動的治療を行い、動的治療終了後に被せ物(補綴物)をやり直したり、義歯を入れたり、インプラントを埋入することがあります。
  • ・動的治療が終了し矯正装置の撤去後、可撤式の保定装置については指示通りの使用協力がないと、歯並びや咬み合わせが後戻りすることがあります。
  • ・顎の成長発育、加齢や歯周病などにより、歯並びや咬み合わせが変化することがあります。また加齢により、ほうれい線が生じると考えらえています。
  • ・動的治療終了後に親知らずの影響で、歯並びや咬み合わせが変化することがあります。
  • ・矯正治療を一度開始すると元の歯並びや咬み合わせには戻すことは難しくなります。
  • ・矯正治療により上下の前歯を前方や後方へ傾斜することにより、上下口唇の突出感が生じたり、増幅したりする一方、陥凹感が生じたり、増幅するなど変化することがありますが、矯正歯科医師による側貌のコントロールはできません。
  • ・治療期間は歯並びと咬み合わせに異なりますが、前歯だけ永久歯に生え揃う小学校低学年(1〜4年生頃)の混合歯列で第一期矯正治療(限局矯正)を行う必要がある場合、動的治療期間は約半年~1年半程度ですが、その後、全ての歯が永久歯に生え揃う永久歯列で第二期矯正治療として広範囲矯正治療(本格矯正)が必要になった場合、成人矯正同様、動的治療期間は約1年半〜2年半程度ですが、2年半以上要することもあり、通院期間は総じて10年以上に及ぶことになります。

●矯正歯科治療について

1.公的健康保険適用外の自費(自由)診療になります。
2.矯正治療の通院期間は歯並びを整える動的治療期間とその後、整えた歯並びが後戻りしない様に保定装置(リテーナー)を装着して頂きながら経過観察を行う保定期間の合計となります。
3.矯正治療の治療期間や通院回数は矯正治療の開始時期、不正咬合の程度、非抜歯・抜歯、使用装置などにより変わりますが、おおよその目安は以下の通りです。

  • ▼混合歯列での第一期矯正治療(限局矯正)、永久歯列での部分矯正(MTM)を行った場合
  • ・動的治療期間:約6か月~1年6か月、通院回数(毎月1回):約 6~18回
  • ・保定期間:約1年、通院回数(数か月に1回):約4回(※1)
  • ・合計通院回数:約1年6か月~2年6か月、合計通院回数:約10~22回
  • ▼永久歯列での第二期矯正治療(本格矯正)を唇側(表側)ブラケット矯正装置(ラビアルブラケット矯正装置)にて行った場合(※2)
  • ・歯を抜かない非抜歯治療での動的治療期間:約1年6か月~2年、通院回数(毎月1回):約18~24回
  • ・歯を抜いた抜歯治療での動的治療期間:約2年~2年6か月、通院回数(毎月1回):約 24~30回
  • ・保定期間(※3):3年、通院回数(数か月に1回):約12回
  • ・合計通院回数:約4年6か月~5年6か月、合計通院回数:約30~42回

※1 混合歯列で第一期矯正治療(限局矯正)を行った場合、約1年間の保定期間終了後も永久歯列完成まで経過観察を継続しますので、通院回数は4回以上になります。
※2 舌側(裏側)ブラケット矯正装置(ハーフリンガルブラケット矯正装置、フルリンガルブラケット矯正装置)の場合、唇側(表側)ブラケット矯正装置(ラビアルブラケット矯正装置)よりも動的治療期間が長くなる場合があります。
※3 当院が規定する保定期間と通院回数で記載しております。

●クリーニング・PMTCに伴う一般的なリスク・副作用

  • ・公的健康保険適用とされる場合もありますが、原則、公的健康保険適用外の自費(自由)診療となります。
  • ・虫歯や歯肉炎、歯周病の予防に関しては、日常生活における適切な歯磨きや定期健診が重要で、歯科クリニックで行うクリーニングやPMTCだけでは不十分であると考えます。
  • ・歯肉炎や歯周病のある方は、クリーニングやPMTCに使用する器具や機材による機械的刺激により一時的に歯肉から出血することがあります。
  • ・クリーニングやPMTCを行うにあたり、歯石が付着している歯につきましては歯石除去の際、一時的に歯肉から出血することがあります。
  • ・着色や歯垢、歯石が付きやすい付きにくいは個人差がありますので、日常生活における適切な歯磨きの他、継続的な定期健診が重要であると考えます。

●ホワイトニング(オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、トータルホワイトニング(デュアルホワイトニング))に伴う一般的なリスク・副作用

  • ・公的健康保険適用外の自費(自由)診療となります。
  • ・ホームホワイトニングはすべての天然歯のすべての歯面(唇側・舌側・頬側・口蓋側)を対象として処置できますが、オフィスホワイトニングは前歯から小臼歯までの天然歯の表側(唇側・頬側)だけを対象としており、いずれも詰め物(修復物)や被せ物(補綴物)の歯にはホワイトニング効果はありません。
  • ・ホワイトニング効果による白さの色調変化には個人差があり、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングとの効果に違いはありません。
  • ・ホワイトニング効果による白さの度合いは、ホワイトニング材に委ねられるため、使用する時間や期間が長ければ長いだけ有効という訳ではなく、一般的にホームホワイトニングの場合、1日2時間、2週間までが目安とされており、患者様の希望する白さが得られないことがある上、歯科医師や衛生士による色調の調整はできません。
  • ・ホワイトニング処置中や処置後に一時的に歯の痛みや知覚過敏や歯茎の痛みや灼熱感、口腔粘膜の潰瘍が生じることがあり、処置前から知覚過敏傾向にある場合、症状が悪化する事があります。
  • ・ホワイトニング処置により、一時的に歯茎が白濁したり、歯の元々の色むらにより、白さの濃淡が強調されたり、エナメル質表面の白斑が強調され、白い点や帯上の模様(ホワイトスポット、バンディング)が生じたり、歯の表面に亀裂がありますと歯髄組織を刺激することがあります。
  • ・ホワイトニング処置中や処置後は、イソジンやコンクールなどのうがい薬、色のついた歯磨きペースト、喫煙の他、コーラ、コーヒー、紅茶、ウーロン茶、赤ワイン、カレー、トマトやミートソース系パスタ、イチゴやトマトなどの果物や野菜など、色の濃い飲食物の摂取により色素沈着しやすくなったり、炭酸飲料やレモンやオレンジ果汁が含まれた柑橘系飲料水、アルコール類、ヨーグルト、梅干しなど酸性の強い飲食物の摂取により、エナメル質への刺激が大きくなると考えます。
  • ・歯の白さを維持する上で、ホワイトニング処置後の適切な歯磨きは大切になりますが、3〜6か月に1回の間隔で定期検診も重要であると考えます。
  • ・歯の白さについては後戻りしますが、白さの持続時間は変色の原因や生活習慣によって数か月〜数年と個人差があります。
  • ・使用するホワイトニング材やラテックスでアレルギー症状が出ることがあります。
  • ・妊婦や授乳中の女性、無カタラーゼ症の方、重度の知覚過敏や金属塩による変色歯のある方、分別のつかない小児などは禁忌・適応外と考えます。