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歯と認知症との関係について

2018.01.10

歯科

今日は歯と認知症についてお話します。

食べ物を噛む動作が脳の血流をよくし、記憶に関わる脳の「海馬」を活性化させたり、食べ物の温度や味などが脳の生命維持に必要な機能を持つ「視床下部」や、情動や本能などを司る「大脳辺縁系」などに伝わり活性化させていると言われています。

つまり、噛み合わせが悪くなったり、噛む力が弱くなったりすると認知機能が低下する可能性が高くなるということになります。

また、MRI検査によると上下の歯の噛み合わせが悪く、上下の歯の接触している面積が小さい人ほど、脳の記憶や計算を司る部位が活性化していないことも分かっています。

このようなことから、歯並びを改善することで、上下の歯の接触面積を増やすことができる矯正治療は脳の活性化に有効な一つの手段になると考えられます。