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手の骨による骨年齢について

2018.02.09

歯科
今日は手の骨による骨年齢の評価についてお話します。
身長の伸びと骨の成熟度には密接な関係があって、レントゲン撮影した骨の成熟度から身体の成長発育を評価するというものです。
骨は成長段階を評価しやすく、矯正臨床では顎骨の成長予測をする際に手首や手の指の骨の大きさや手のひらにある手根骨の数、成熟度などを評価しながら骨年齢を判定します。
8つの手根骨は男子は12.5歳、女子は10.5歳ごろに有頭骨、有骨、三角骨、月状骨、大菱形骨、小菱形骨・舟状骨、豆状骨の順で完成します。
また、身長が最も伸びる男子13歳、女子の11歳ごろになると、レントゲン写真上では有鉤骨フック(突起)、母指の尺側に種子骨も見られます。母指尺側種子骨の出現はこの時期より1~2年早く見られることもあります。
なお、母指に種子骨が見られる1~2年後には思春期の二次性徴(初潮)、16~17歳で橈骨の骨端線の閉鎖がみられます

手の骨による骨年齢について