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すべての矯正材料に共通する材質としての条件について
2024.01.31
歯科皆様こんにちは。
皆様は矯正装置を目にされたことはありますでしょうか。
マウスピース型矯正装置も一般的になりましたが、まだまだワイヤーによる矯正装置が主流となっています。
そのワイヤーによる矯正装置は主に歯に矯正力を与えるワイヤーやラテックス(天然ゴム)やポリウレタンゴム、ワイヤーやそれらのゴムの力を歯に伝えるためのブラケット、そのブラケットを歯に接着するための接着剤などの材料で構成されています。
本日は「すべての矯正材料に共通する材質としての条件について」というテーマでお話します。
1. 生体に対して為害性、毒性がない材料であること。
2. 腐食や分解などの変化が少なく、化学的に安定している材質であること。
3. 電流、熱、荷重、振動などの物理的な刺激に対して強、固であるとともに、耐久性や耐摩耗性がある材質であること。
4. 微生物に汚染されにくい材質であること。
5. 操作性が良く、加工がしやすい材質であること。
6. 審美性に優れている材質であること。
以上が日常的に使われております矯正材料の材質として持つべき条件となります。
材料によってはアレルギー反応を起こす場合もありますが、その場合、代わりの材料なども開発されており、患者様には、安心して治療を受けて頂けますのでどうぞご安心下さい。