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咬合発育段階について
2023.10.06
歯科皆様こんにちは。
本日は歯の生え変わりによる歯並びの変化についてHellmanが分類した咬合発育段階とのお話をします。
歯の萌出や歯列の成長変化に伴う上下顎の咬合状態には個人差があるため、咬合発育段階を生理学的年齢の一つである歯齢(dental age)として用いています。
歯の萌出や歯列の成長変化に伴う上下顎の歯の咬合状態を基に分類されている咬合発育段階において、口腔内検査や歯列模型の簡単な検査での分類が可能なHellmanの咬合発育段階が多用されています。
Hellmanは咬合発育段階を以下のとおり歯の萌出段階をローマ数字にA、B、Cというアルファベット大文字を組み合わせて各10ステージに分類しています。
ステージ 咬合の発育段階 アルファベット大文字の意味
Ⅰ A 乳歯萌出前列 A: attainment (完成、完了)
C 乳歯列咬合完成前 C: commencement(開始)
Ⅱ A 第二乳臼歯萌出完了による乳歯咬合完成期
C 第一大臼歯および前歯部萌出開始(前歯交換期)
Ⅲ A 第一大臼歯萌出完了、前歯部一部または全部の萌出完了
B 側方乳歯脱落、後継永久歯萌出中(側方歯群交換期) B: between(中間)
C 側方歯群交換完了および第二大臼歯萌出開始
Ⅳ A 第二大臼歯萌出完了期
C 第三大臼歯萌出開始期
Ⅴ A 第三大臼歯萌出完了期